この記事では硫黄酸化脱窒技術の歴史的な側面について解説します。
硫黄酸化脱窒技術は日本発祥の技術
皆さんは、硫黄酸化脱窒技術というのを以前からご存じでしたでしょうか?
珍しい処理方法なので、新技術?と思った方も少なくないと思います。
実は意外と歴史がある技術なのです。硫黄酸化脱窒技術は、30年前に
東京農業大学が開発に携わり生まれた、日本発祥の技術です。
韓国での普及
そして、その研究に携わっていらっしゃった韓国人の博士により、20年前から韓国で実際に運用が開始されました。
脱窒(だっちつ)とは でも触れましたが、韓国では、窒素の放流基準が20〜25ppmと日本よりも厳しいです。
そのような厳しい環境規制のある韓国では、180件を超える硫黄酸化脱窒処理のプラントが、20年間安定稼働しています。
つまり、硫黄酸化脱窒技術は、歴とした実用的な排水処理技術なのです。
韓国で安定稼働しているプラント

中国での導入
そして、中国では弊社クイックリンの関連企業である、タイタン環保が、中国の国営企業が運営する集合排水処理場向けに硫黄酸化脱窒処理プラントを提供しております。
硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の脱窒率が95%を超えるプラントもあり、お客様から非常に高い評価をいただいております。
中国で稼働しているプラントの実際の様子

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